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[被災地の復元模型展 / 2012.3.20]

昨年の震災後に、建築系の教員と大学生が作ったもの。

現地に行ったばかりだからだろうか。
この展覧会の「言葉」には違和感があった。

が、この展示模型は、長いこと眺めてしまった。
何か提案するわけでもなく、ただ震災前の被災地を復元した白模型。

展示は、来週末4/7まで名古屋市立大学でやっている。
リンク:展覧会の案内
少しでも興味のある人にはおすすめしたい。

リレー



[憩いの家 / 2012.3.17]

愛知から宮城県の牡鹿半島へ、愛知ボラセンは支援活動のバスを出している。
毎週、毎週、である。
1年間続けてきたことで、牡鹿半島の方々とは、本当に仲が良くなった。
昨年の6月頃は、もっと、両者の間に、距離があったのを覚えている。

毎週末の活動は、リレー。
今週、活動に参加した僕らは、今までの活動に参加してきた人々から、支援活動のリレーのバトンを受け取ったことになる。
そして、来週から活動に参加する人達に、バトンを受け継ぐ。

そう考えると、背筋が伸びた。
「使命感」を意識して、気が引き締まった。

大人



[宮城県牡鹿半島 十八成浜 / 2012.3.17]

今回の活動は、多くの学生達が参加していた。
騒がしかったり、参加に主体性がないようにも見えたが、いざガレキ撤去の場面になれば、やはり若いパワーはスゴイ。重たい岩や土嚢袋などを、せっせと運び続ける。現地の子ども達と打ち解けるのも早かった。

十八成浜の子ども達もカワイイ。
元気に遊ぶ様子を見るだけで、周りを楽しい気分にしてくれる。

しかし今回、何より感動したのは、
「かっこいい大人」に出会えたことだ。

ここで被災した後、地域の復旧のリーダーとして活動する、阿部邦子さん。厳しい状況の中、邦子さんから、僕ら若い参加者に対して話してくれるメッセージに、心底感動した。
また、外回りの復旧作業の指揮をとり、手相占いでも人気者の阿部恭一さんも、多くは語らずとも、頼もしい存在であった。

それぞれの年齢、性別、特長がありながら、それぞれに役割を持っていた。

十八成浜



[宮城県牡鹿半島 十八成浜 / 2012.3.17]

砂浜を歩くと「キュッ、キュッ(九、九)」と鳴ることから、「十八成浜(くぐなりはま)」と呼ばれる地域。

震災から一年が経ち、海岸沿いには何もない。
地元の人らが教えてくれた「元々は、ここに家々があった」ことすら、今は分からない。

けれど足元には、茶碗のカケラや建物のタイルが点在している。
その中に、白いキレイな貝殻を見つけ、
僕が次回ここに来るまでの間、持ち帰ることにした。


[追記]
上の写真と同じ場所から撮影した、まだ建物が残る時の写真。
(阿部邦子さんの新聞記事『がれきに咲いた花』2012.3.18より)

らっきょう



[宮城県牡鹿半島 十八成浜 / 2012.3.17]

愛知ボラセンの活動で、久しぶりに東北へ。
午前中は瓦礫撤去作業、午後は雨が強くなったため、阿部さんの家で食事しながら談話して過ごした。

昼食時に出してもらった「らっきょう漬け」が、めちゃくちゃ旨かった。
あまりに気に行ったので、作り方をお聞きした。
シャキシャキ感のポイントは、土付きらっきょうを塩漬けしておく事。

結局、小ビンのらっきょうをすべて食べてしまった。
名古屋に帰ってつくってみて、またお返ししに持って来ようと思う。

おまけ



[京都・高山寺石水院 / 2012.3.4]

旅の直前に、坊主頭にしたため、頭が寒い。
ニット帽は必需品だ。

この寺では石とうろうまで、ニット帽をかぶっていた。

秋篠寺3



[奈良・秋篠寺 / 2012.3.5]

秋篠寺は、境内の庭、本堂ともに素晴らしい。

土間敷きの本堂内は、暗い。
そこに、薬師如来をはじめとする諸仏、伎芸天像などが並ぶ。
タイムトラベルしたような感覚だった。

自分の寺めぐり歴は浅いが、それでも、このお寺は第一級の寺だろうなと思えるものだった。

秋篠寺2



[奈良・秋篠寺 / 2012.3.5]

境内には、あちらこちらに梅の木。
ちょうど、咲き始めの時期だった。

一人暮らしの家の庭にも梅の木があるため、梅には親近感がわいてしまう。
この梅は、樹皮の風合いも素晴らしかった。

秋篠寺1





[奈良・秋篠寺 / 2012.3.5]

2日目も、雨天。

朝9寺半の開館に対して、30分近く早く到着。
時間までは苔の庭などを散策。

しっとりした苔庭。
足元の、小さな芽や赤い実などが可愛らしい。

お水取り3



[奈良・東大寺二月堂 / 2012.3.4]

お水取りのたいまつの勤行の後、二月堂へ上がることができる。
遠くには、東大寺大仏殿の屋根。その向こうには、奈良の街の夜景が広がっていた。

今年は1月の高野山での修正会に続き、今回の東大寺での修二会(お水取り)を参拝できた。
なんとも贅沢だ。
せめて記録だけは残しておかねば、と思っている。

お水取り2



[奈良・東大寺二月堂 / 2012.3.4]

お水取りは二月堂のすぐ真下から観ることができた。
たいまつが頭上に来るため、火の粉が雪のように見える。

一緒に行った小角堂のメンバー9人とも、フード付きの白いレインコートを着たため、怪しい白装束の集団に見えたかもしれない。始めのうち、周りに人が近寄らなかったのは面白かった。

お水取り1



[奈良・東大寺二月堂 / 2012.3.4]

午後七時より二月堂で「お水取り」を見る。

舞い散る火の粉が、蛍のようでも、雪のようでもあり、見とれてしまった。
蛍を毎年観に行くように、お水取りも毎年観に来たいと思った。

高山寺



[京都・高山寺 / 2012.3.4]

空海が唐から帰国して、最初に別当になったのが高雄山神護寺。高山寺は元々その神護寺の別院だったそうで、すぐ近くにある。
境内にある石水院とその周囲の山々の風景は、格別だった。

写真は、山道を進んだ奥にある本堂。雨天の山もなかなかよい。

般若寺



[奈良・般若寺 / 2012.3.4]

奈良の東大寺近くにある寺。
境内には石仏や十三重の石塔があり、あちらこちらにスイセンの花が咲いていた。
素朴で、のどかな雰囲気の中、十三重の石塔が象徴的だった。